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諸外国の教育制度に学ぶもの
N1comparative education
各国の教育制度を比較検討することで、自国の制度が抱える課題をより鮮明に浮かび上がらせることができる。教育水準の高さで知られる国々では、教師の社会的地位が高く、優秀な人材が教職を志望する傾向が強いことは想像にかたくない。詰め込み型の教育から探究型の教育へと転換を図る動きは、世界各地で共通して見られる潮流である。とはいえ、教育制度は各国の歴史や文化と密接に結びついており、他国の成功事例をそのまま導入すればよいというものではない。教育の目的を子どもの主体性の育成に据えればこそ、画一的な評価基準からの脱却が求められるのだろう。格差の是正を教育制度の重要な使命と位置づける国も多く、就学前教育への公的投資を手厚くする動きも広がっている。諸外国の事例から学びつつも、自国の文脈に根ざした教育改革を進めていくことが肝要であろう。