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移民研究と統合政策の課題

N1

移民研究

移民の受入れは、受入国の労働力不足を補うかたわら、文化的多様性をもたらすという恩恵を社会に与えてきた。しかし、統合政策が不十分なままでは、移民コミュニティが主流社会から孤立し、社会的緊張を生み出しかねない。受入国の国民の中には、移民の増加が自分たちの雇用や文化的アイデンティティを脅かすという不安を禁じえない者も少なくない。この不安を単に排外主義として切り捨てるべきではなく、その背後にある経済的不安にも目を向けずにはすまない。効果的な統合政策とは、移民に受入国の言語や習慣への同化を一方的に強いるものではなく、双方が互いに歩み寄る過程をおいて実現しえないものである。今後、人口減少が進む社会ほど、この課題への取り組みが問われることになるだろう。